内容説明
北海道警「未発表非違事案」年間100件超の唖然。
目次
序章 その不祥事は、誰も知らない
第1章 その秋、道警は「異常事態」だった
第2章 見えない不祥事「監督上の措置」
第3章 警察特権「発表の指針」
第4章 発表されたケースを疑え
終章 その不祥事は、誰も知らない
著者等紹介
小笠原淳[オガサワラジュン]
1968年11月、小樽市生まれのライター。旧『北海タイムス』の復刊運動で1999年に創刊され2009年に休刊した日刊『札幌タイムス』記者を経て、現在、月刊『北方ジャーナル』を中心に執筆。同誌連載の「記者クラブ問題検証」記事で2013年、自由報道協会ローカルメディア賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬養三千代
8
副題「北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない」がほぼ半分を物語っている。文書開示請求をずっと繰り返し、その事件の真相に辿ろうとする姿勢は驚きだ。北海道警察の不祥事はひたすら隠蔽される実態を詳らかにした本書は文章も軽快で読みやすかった。、2023/06/26
SK
6
147*ひき逃げしてもクビにならない道警も、酷いんだけど、余分な文章が多過ぎじゃないでしょうか。こんなに小説仕立てにしなくてもいいです。ひき逃げだろうがストーカーだろうが、何でも隠蔽してしまう道警、最強ですね。しつこい情報公開請求は必要。2020/08/20
matsu
5
素晴らしい!タイトル以上の驚きだった。『日本で1番悪い奴ら』は過去の事では無い驚き。こういうジャーナリストがもっと増えたら世の中もっと良くなるのになぁ2017/11/21
kikizo
4
まぁどこまで腐ればいいんだろう道警は。普通の会社ならば、殆どが懲戒処分を受けるようなことが「戒告」?ひき逃げ、強姦、ストーカーも注意、注意、注意で終わり。北海道の人たちは不幸ですね。ネコババする警察官もいるんだから。まともな警察官に謝れ!腐った道警のこんな奴らは辞めてくれ!2017/11/10
doremi
3
発表される不祥事は、体制に歯向かう警官の見せしめ要素なのは、新しい発見でした。 糖尿病なのに、酒、タバコ、高カロリーな食事。エッセイ要素は不要だし、糖尿病患者への偏見を助長するだけ。 内容は、巻末の「発刊によせて」によくまとまってます。 警察の不祥事隠しは、まあ福利厚生のひとつかと。私見ですが、北海道警察単体の問題ではなく、これを許す司法、議会も同類。 P142 訴状は、裁判所が発送するものかと 2017年 C0031 \1500. 20172017/12/02