内容説明
盲学校に赴任した、23歳、新米の物理教師の悪戦苦闘。死ぬ前に、もう一度だけ演奏しないか?昭和33年、初めて盲学校にブラスバンド部ができた、NHKラジオで全国放送の、あの感動のシーンが蘇る。
著者等紹介
木村和彦[キムラカズヒコ]
1931年福岡県生まれ。53年より88年まで高校教諭。76年に季刊文芸同人誌「海峡派」の同人となる。80年より99年まで同主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みのにゃー
1
今時の吹奏楽を使った青春物かと思い借りて読む。いい意味で裏切られる。今あるものを失うつらさ。なんでもないことに救われること。実体験をもとにした小説。2014/03/26
こーじゅん
0
昭和31年、盲学校でブラスバンドを経験のない教師が生徒と共に成長していく物語。盲学校での授業、運動会の様子などは考えてみれば当たり前だが私には考え付かない描写で、なるほどなぁと感心した。 面白く読めたが、物語としては、いまいち盛り上がりに欠け淡々とした印象が残った。2013/09/08
あお
0
実話に基づいたお話。目が不自由な生徒たちのブラスバンド。リアリティーがある。★★2013/01/12