内容説明
09年衆院選「違憲状態」。最高裁大法廷歴史的判決。1人別枠廃止迫る。
目次
第1章 一人一票を実現せよ!課題=「1票の不平等」―少数者による多数決という喜劇が幕を下ろす
第2章 最高裁「違憲状態」判決に対する各社の報道―09年衆院選小選挙区、「一票の格差」訴訟
第3章 「一人一票」の実現を目指す―違憲訴訟に挑む原告側代理人3名の寄稿
第4章 「一人一票」問題をめぐる素朴な一問一答
第5章 一人一票訴訟から見えてくるもの
第6章 「一人一票」の実現にこだわる理由
第7章 2011年一人一票訴訟の行方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那由田 忠
3
二倍の格差が複数投票にならないから許されると、憲法学者の権威がとんでもない主張をした。それを否定して一人一票を徹底するのはいい。しかし、あまりにも本のレベルが低すぎる。同じことをただ繰り返すばかりで、詳細なデータも説明もない。今まで読んだ本の中では最低レベルと正直に思った。いま旬報社から別な本が出ているが、それは非常に分かりやすくて読みやすく、大違いだ。 古くから定数不均衡問題で訴訟を起こしてきたグループも本を出している。そちらがずっとしっかり説明しているようなので、それで勉強し直そうと思った。2015/01/28
Hisashi Tokunaga
0
選挙無効訴訟を統治論から見据える論陣弁護士(升永、久保利、伊藤)の「説明書」だ。これで¥820+税はちょっと高いんでねーの。ま、カンパ代か。だけど、この選挙無効裁判は長い歴史を持つのに、その辺はほとんど触れず、まるでこのたび初めて(特に伊藤氏はひどい!このたび初めて目覚めたような言質だ)の闘いの素振りである。ま、ある程度の勝利が見込める現状判断で、<<売名>>には打ってつけの時期なのだ。国民投票で過半数とればなんでもアリが本論の統治多数決論なの??!正しいことは正しいがを保障するのも民主主義では?2013/03/10
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