出版社内容情報
・本書独占 庵野秀明総監督ロングインタビューを掲載
・脚本決定稿から完成作品に至るまで、制作過程を読み解くための資料性を重視
・初版限定別冊付録:複製『画コンテ本』(A・Bパートの2冊)
・初版限定封入特典:劇場上映生フィルムコマ
仕様:A4版ハードカバー(ケース付き)/約400頁/オールカラー
初版限定別冊付録「画コンテ本」:A4版2冊/Aパート約300頁 Bパート約220頁
発売元:株式会社カラー/販売元:株式会社ガイナックス
【内容紹介】
・『破』次回予告を含む、本編の全カット・全台詞を掲載した「フィルムストーリー」
・「ミュージック・キューシート」
・アナウンスやガヤ台詞もフォロー「追加台本集」
・制作スタジオによる編集ならでは、充実の「設定資料集」
・「美術ボード集」
・庵野秀明総監督をはじめ、総勢28名の「スタッフインタビュー」
摩砂雪、鶴巻和哉、貞本義行、山下いくと、樋口真嗣、京田知己、鈴木俊二、松原秀典 本田雄、増尾昭一、
原口浩、高倉武史、田中達也、菊地和子、加藤浩、小林浩康、鬼塚 大輔、オレンジ、モーターライズ、
増田朋子、福士享、奥田浩史、鷺巣詩郎、野口透、 大月俊倫
取材・執筆/氷川竜介
・劇場公開時のポスター、チラシ、その他平面媒体広告を網羅「宣伝素材集」
・作画監督・松原秀典による、スタジオカラー内でのイベントに使用されたポスター等をも掲載
・氷川竜介氏による「作品解説」
・「脚本決定稿」完全掲載
・初版限定別冊付録「画コンテ本」は、スタッフが実際に使用したものを原寸で複製ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
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ブームから10年を経て、庵野秀明がなぜに再び『エヴァ』を作ろうとしたのかという答えが本書にはある。旧劇場版は、加熱するエヴァブームを庵野が嫌悪し、『エヴァ』という作品に自ら決着をつけるための引導としてあった。しかしそれは、クリエーターとして遺恨を残すことになったため、個人的なリベンジとして新劇場版があるのだと思っていた。ところがそうではなかったのだ。庵野秀明は、日本アニメーションの将来を憂えている。そのため、耐久性のあるコンテンツが必要だと説く。その有効な唯一のコンテンツが『エヴァ』なのだ。(つづく)2009/08/05
allite510@Lamb & Wool
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やたら装丁に金かけるより、ちゃんとカット図版の黒を締めなさいよ、とは思うものの、庵野さんがストレートに語る言葉の数々はとても熱く、新鮮な感動がある。大月Pのぶっちゃけ話も凄い。どうかと思う部分もあるけど、(少なくとも)1万円出す覚悟のある人間に向けてしか、作品外の言葉は無いということか。それも解るっちゃ解る。2015/02/11