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内容説明
倒産していく会社には何か共通点はあるのか。あるとしたらどんな共通点なのか、そして倒産の危機から復活した会社は何が違っていたのか。
目次
第1章 「塾の迎えは俺が行くよ」
第2章 オマエはわかっていない
第3章 カイシャが潰れてもかまいません
第4章 正常化への道のり
第5章 あんな社長、こんな社長
第6章 社長、持ってますね
第7章 会社を潰す社長
第8章 中小企業にとってのM&A
第9章 カネが足りない
第10章 激変する中小企業の経営環境
著者等紹介
山崎誠[ヤマザキマコト]
北海道生まれ。1980年北海道大学卒業後、住友銀行入行。1997年会計事務所入所。以後、中小零細企業約60社の巡回監査を担当。同事務所勤務の間、2001年頃から経営コンサルティング、事業再生へ仕事をシフトし、退職時にはほぼコンサルティング専担となる。2007年株式会社スター・ターンアラウンド・パートナーズを創業。2016年ワイズコンサルティングに商号変更。認定事業再生士(CTP)、事業再生支援協会会員、日本ターンアラウンド・マネジメント協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
18
中小零細企業の事業再生コンサルタントをしている著者がこれまでの経験を10章に分けて書いている。具体名こそ伏せているものの内容はとても具体的で臨場感があり、とても勉強になった。倒産させない経営者になるための一番重要なポイントは『会社のお金の流れをちゃんと把握していること』と読めました。また、今はクラウドを使うことで売り上げや資金繰り管理にかける労力を大きく削減することが出来ること、今後は人を雇うハードルが上がるため、人を少数雇う会社よりも個人事業主が増えるといった展望も読めて興味深かった。2020/12/21
TANAKANOKOUKI
1
やっぱりな、と共感できることが多く、自分の考えが妥当と思えた。 事業再生と事業承継、根っこ同じ。役員貸付金の問題。会社の利益になることをするのは当たり前。会社の為に汗をかくのは当たり前。人間の行動を突き動かすのは感情。 話せばわかるとは限らない(会社が潰れても)。粉飾の日から正常化まで7年。従業員のせいにする。過去のことは問わない。広島銀行、事業性評価貸出。 会社を潰しにくい社長 言語を鍛えている 数字に強い 神社にいく 情報収集が早く正確 バランスが良い 運動習慣がある 簿外負債、保証、退職金に要注意2022/03/31
かめりあ
0
事業再生コンサルを通してこれまで山崎氏が感じ、考えてきたことのまとめ。タイトル通りのリアルな筆致に心動くものがあった。2023/07/23
kaz
0
具体例はそれなりに面白い。「そんなことは!」という程の衝撃は無く、「確かにありそう」というものだが、そういう会社の再生というのはやはり楽なことではないだろう。後段の抽象的にまとめたところは、本のまとめとして付けるのはやむを得ないが、あまり興味の持てる内容ではなく、むしろ蛇足。図書館の内容紹介は『倒産していく会社にはどんな共通点があるのか。長年、事業再生コンサルティングの仕事をしている著者が、複数の事例とその背景を詳説し、中小企業が直面する問題と会社を潰す社長の特徴、これからの企業経営について考察する』。2020/12/09