内容説明
抜缶療法は、吸角療法、吸玉療法、陰圧吸引療法、カッピング療法などとも呼ばれ、古くから人類の病気の治療に貢献してきた治療法である。抜缶療法はなぜ効くのか?どのような疾患に効くのか?どのような疾患に効果がないのか?どの程度効くのか?その効果の持続期間は?また陰圧で吸引することによって身体にどのような変化が起こっているのか?害にはならないのか?本書はその結果をまとめたものである。
目次
1 抜缶療法について(抜缶療法の歴史のあらまし;抜缶療法の長所と短所;皮膚の構造と生理作用 ほか)
2 抜缶療法の方法(抜缶療法の器具の種類と、抜缶方法;抜缶療法の手技;抜缶療法のための経絡理論 ほか)
3 抜缶療法による治療例(抜缶療法による治療症例について;単独抜缶法で著効のあった治療例;単独抜缶法のみで効かなかった治療例 ほか)
著者等紹介
西田皓一[ニシダコウイチ]
1937年6月8日生まれ。1963年神戸医科大学(現在の神戸大学医学部)卒業。1964年同大学医学部循環器内科に入局。1974年「発作性頻拍症の研究」で医学博士を授与される。1977年西田順天堂内科を開業。2004年高知大学医学部非常勤講師。2006年高知大学医学部臨床教授。同年、日本刺絡学会評議員。2008年『東洋医学見聞録上巻・中巻・下巻』が評価されて「間中賞」を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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