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発達障害のある子どものきょうだいたち―大人へのステップと支援

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  • サイズ B6判/ページ数 155p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903690278
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0036

内容説明

障害児のいる家族がぶつかる問題を、きょうだいたちのライフステージを軸に整理し、困難への対処法や、ひとりで抱え込まない方法を提案する。本そのものが、セルフヘルプの役目を果たせるようにという思いで書かれた、「きょうだいたち」による「きょうだいたち」のための本。

目次

1 家族の混乱が子どもに与える影響
2 言葉にならない「思い」―乳幼児期のきょうだいたちへ
3 自分と家族との関係への目覚め―学齢期のきょうだいたちへ
4 自分の生活と、親と障害児者の暮らしと―青年期・成人期のきょうだいたちへ
5 きょうだい支援の今後の展望
資料編 紙上セルフヘルプ―きょうだい関係について思うこと

著者等紹介

吉川かおり[ヨシカワカオリ]
1965年生まれ。明星大学人文学部人間社会学科准教授。東京学芸大学大学院(修士課程)教育学研究科障害児教育学専攻修了。東洋大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。愛知みずほ大学専任講師、東洋大学専任講師・助教授を経て、2005年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yaki

4
巻末のきょうだいたちの声が印象的だった。自分は普通であると思うひと、思いたいひと、葛藤するひと。障害者に対してのみならずその家族にも支援は必要であると強く思う。2013/01/31

ひめぴょん

3
こういう視点の本に初めて出会いました(こういう視点の物語なら読んだ経験があるのですが)。程度の差はあれど、フツーと違うきょうだい(あるいは親戚)がいると、恥ずかしく思ったり、後ろ指を指される感を覚えたり、またそういう風に思う自分を責めたりということがおこります。小学生時代だと、その「子」に対して「バカ」とか言って、家庭内いじめが発生し、親がその対応に困るという話もありそうですが、そういう話は出てきません。親がその「子」にかかりきりになると、さみしい思いをしたり、逆に過大な期待をかけられ負担に思ったり…。2017/10/24

1
著者もきょうだいとして育った。現実味がある。きょうだいが困ったときに読みたい。2019/03/11

つづみ

1
20歳のとき偶然手に取り、強く記憶に残っている本。自分は"きょうだい"に該当する。客観的に分析された傾向・データや同じような境遇の人の声に触れるのは初めてで新鮮だった。就職・結婚を考えるとき、兄弟のもつ障がいや彼らの思い、自分の思い、両親の思いと改めて向き合うことが必要になる。うまくいかず停滞することもある。一人で悩む"きょうだい"にとって、一助となるかもしれない。2011/05/12

0sanada0

0
岩波の『「障害」ある人の「きょうだい」としての私』を読んで、参考文献に挙げられていたこちらも手に取った。私自身はきょうだいだが身近に同じ立場の人がいないので、出版年は新しくなくとも参考になった(逆にそのくらい障害者福祉に進歩がないということでもあるのだけど)。特に、家族の機能不全について書かれた部分には実家にも当てはまるところが多々あり、実家を客観視できたのは非常に良かった。2023/03/24

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