まいらせそうろう―江戸期・手紙を残した女たち

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903623412

内容説明

大名夫人から遊女まで、黒田如水、伊能忠敬、平田篤胤、横井小楠、頼山陽、下級武士らの妻や娘たち、尼僧海音、遊女…夫や子どもへの気遣い、家を守る心意気、夫婦の愛、家族の情景、女たちの喜びと哀しみの息吹までが蘇る。手紙の原文と現代語訳を併記し、歴史的背景の中に浮かび上がる女たちの肖像。

目次

黒田如水と長政の夫人たち
娘婿を手紙で諭した大名夫人黒田土佐子
『甲子夜話』を書いた松浦静山の哀妻鶴年子
伊能忠敬と娘稲
平田篤胤と三人の「織瀬」
横井小楠の母と妻
頼山陽(広島の名門儒家)の妻梨影
下級武士 地方給人の妻
尼僧海音の恋文
横浜遊女の手紙
勤皇家安部以幾子の遺書

著者等紹介

山口〓子[ヤマグチセツコ]
1941年、福岡県久留米市生まれ。九州大学文学部国史科卒業。九州女子高等学校教諭を3年で退職後、家庭に入る。1986年から朝日カルチャーセンターで古文書を学ぶ(講師、林英夫)。2001年から「桂の会」会員(主宰、柴桂子・江戸期女性の古文書を読む会)。「桂文庫」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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