内容説明
警察の資料によると、日本国内の行方不明者は年間1万人以上が発見されないまま迷宮入りしているという―絶望のその先。映画「七つまでは神のうち」の原作本。
著者等紹介
三宅隆太[ミヤケリュウタ]
映画「七つまでは神のうち」監督・脚本。1972年生まれ。若松プロダクション助監督を経て、現在は脚本業と監督業を中心に活動中。また、日本では数少ないスクリプトドクターとして、国内外の映画やTVドラマの脚本分析やリライトも多数手がけている。『七つまでは神のうち』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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眠る山猫屋
48
映像から入りました。ミステリーかと思いきや(たぶん『この子の七つのお祝いに』と混同)、ガッツリのホラー作品。3つの誘拐、1つの失踪。誘拐犯?殺人鬼?誰が被害者かが判った時に謎は解ける・・・カタルシスは無いですが。映像は怖かったです、予備知識がなかった分。2020/03/07
Yu。
25
彼女達はこれまでに一体何を隠し何を恐れ続けてきたのか‥ 三人の主人公を襲う災厄と或る夫婦に起こる不幸とが重なることで全てが明かされる連作形式のホラーミステリ。。恐怖という衣で覆われてはいるが、その起因はとても切なくやるせない‥ ジャンル抜きにこの種のテーマは大人になるほど重く心にのしかかる。2017/11/08
TAKUMI。
9
気味の悪いホラー小説。 訳の分からない出来事がいくつもありましたが、終盤である程度は話のつながりが理解出来ました。 ストーリーは242ページ最終行からのたった7行を読めばほぼわかります。 苦手な本でした。2018/06/23
togemaruko
7
タイトルと表紙が、何だか乙一さんっぽい〜 と思って、たまたま図書館で借りてきた本。予備知識も何もないまま読んだのですが、映画になっていたのですね。とても面白かったです。最愛の娘を失った両親の復讐心が起こした無間地獄。誰も救われないホラーです。恐くて映像は観れそうにありません。2014/08/09
リプリー
6
映画を知らない人が果たして本書を読むとは思えないが、映画は僕的には大好きなので、お勧め!そして、映画を気に入ってら、是非とも本書を読んで欲しい!映画では曖昧だった部分がハッキリと分かるので、もう一度映画を観たくなる。2015/05/30