内容説明
美しい妻と静かに暮らす「先生」には人には言えない過去があった。足繁く通う大学生の「私」に「先生」はこころを開くようになる。そしてある日、自分の秘密を告白した手紙が「私」の元に…。
著者等紹介
夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867‐1916。東京出身。東京帝国大学卒業後、松山をはじめ各地での英語教師を経てイギリスへ留学。その後、朝日新聞社に入社。数々の著名な作品を世に出し文豪の名をほしいままにした。評論家、英文学者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とのパパ
5
流石に日本を代表する文豪の作品。文章が、言葉が溢れるように流れ出る感じですね。後半を占める先生からの手紙は長過ぎ?そして手紙を読み終わった書生の反応や危篤状態であった書生の父親のその後は分からず、しり切れとんぼの感あり。2015/04/25
ガク
0
直木賞受賞作のような本しか読んでいなかったので、かっこいい本を読もうと思って手に取る。母から聞かされたとおり最終的に暗い。ただ、面白い。2012/11/15
星野紗奈
0
冬季課題として読んだ。割とすぐに読み終えることができた。読むのは2回目だが、オノマトペに関する現代文の課題と同時進行で読み進めたので、新しい観点から読むことができた。先生の考えには共感できる部分が多く、やはりおもしろいなと思った。2019/01/03