目次
第1章 中央アジアのなかのキルギス(キルギス共和国の由来;中央アジアの歴史的背景)
第2章 遊牧民の食文化(肉食文化とは;家畜市場 ほか)
第3章 定住民の食文化(キルギス第二の都市オシュ;米の栽培とプロフ ほか)
第4章 少数民族の食文化(ドゥンガン人の食文化;朝鮮人の食文化)
著者等紹介
先崎将弘[センザキマサヒロ]
1970年、東京生まれ。帝京大学文学部国際文化学科ロシア文化コース卒業。おいしい中央アジア協会専務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よみびとしらず
8
国土の多くが山だという、多民族国家の食卓。冒頭の地図に行きつ戻りつ。遊牧民の乳製品の加工技術の高さはすごい。カイマックやスズメ、チュボコ、ブシュタクなど、製法や過程で様々な名前の乳製品がある。キルギス流ヨーグルトドリンクのチャラップがとても美味しそう。定住民の稲作文化も紹介してある。白米より赤米の方が高価なため、わざわざ色を着けて売る(だが、元々赤い米でも着色米でも、料理すると色は落ちるという)。他にも少数民族の食文化なども。2020/01/15
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
3
遊牧民、イスラーム、中国、トルコ、韓国、そしてロシア。中央アジアの食文化は、まったくもってユーラシア大陸東西を広範囲に取り込んで、日常としている。饅頭とケバブとキムチと拉麺とサモサとプローフと馬乳酒とビーフストロガノフが自然に同居している、なんて素晴らしい!2019/09/26
Rei
1
飯テロ2019/08/27
チダ(uy1)
0
特に、発酵飲食は各国各地それぞれにありますね。2024/03/23
お抹茶
0
キルギスはイスラームの食文化だけでなく,ロシア帝国やソ連の影響でボルシチなどのロシア料理やウォトカなどの飲酒の習慣も持ち込まれた。冬の肉と夏の乳製品が遊牧民の食文化の基本で,定住民との交易で小麦料理も作られる。乳はそのままでは飲用せず,すぐバターやチーズなどに加工される。乳製品の加工段階は日本に比べてかなり多様。夏の暑い日に飲むとおいしい乳酸発酵飲料もチャラップなどいろいろある。少数民族の食文化も多様で,東部のドゥンガン人の料理がおいしく,中国やモンゴルの影響を受ける。2024/01/04