目次
1 歴史
2 経済の発展
3 体制転換と独立
4 もの作りと国際化
5 EU加盟
6 日本との関係
著者等紹介
小山洋司[コヤマヨウジ]
1943年、新潟県生まれ。新潟大学名誉教授、博士(経済学)。東京大学教養学部教養学科国際関係論コース卒業、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。高知大学人文学部講師、助教授、新潟大学助教授、教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あらい/にったのひと
1
スロヴェニアの歴史について丁寧に書かれた小品。p76からのスロヴェニアの発展戦略はスウェーデンなんかも似たことを考えているような話を昔読んだ気がする。小国は自国市場を相手にしては発展に天井ができちゃうので、最初から国際市場に出る前提でないといけない、という話。p78の国際化の5つの心得は個人としても適用可能なものなのでなかなかよいと思います。全体的に穏やかな書き方なので、旧ユーゴのあのどたばたの内側を知りたい、みたいな欲には応えませんが、いい本でした。2024/05/12
クッシー
0
旧ユーゴ構成国の中で、クロアチアと共にいち早くユーゴから離脱したスロヴェニアの歴史、経済、政治などを説明している。オーストリアの支配下で、ある程度西欧諸国の関わりが強かったスロヴェニアは自由への志向が他の構成国より強い。小国であるにも関わらず、ユーゴ紛争での犠牲を最小限にとどめ、経済的発展を遂げたのには地理的な条件も大きいのだろう。2018/12/01