トゥオネラの花嫁

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トゥオネラの花嫁

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903619774
  • NDC分類 388.938
  • Cコード C0039

内容説明

花嫁はなぜ涙で送り出されるのか。家族と離れ夫とその親族のいる異界=トゥオネラ(死者の国)に向かう娘に付き添う泣き女の唄、ロシア特有の風呂小屋での儀式、乙女から花嫁にかわるときの髪型に込められた意味など数々の要素を分析した北ロシアのカレリア地方に伝わる婚姻の民俗学。

目次

トゥオネラ川を越えて(婚礼と泣き歌;原典の存在;婚礼の矛盾;婚礼における号泣の伝統的性格;婚礼の泣き歌 ほか)
婚礼の儀礼と泣き歌(北カレリア;媒酌―結婚の仲立ち;「結婚の承諾」における号泣;媒酌と婚礼のあいだ;婚礼前に入る蒸し風呂小屋の儀礼 ほか)

著者等紹介

コンカ,ウネルマ・セミョーノワ[コンカ,ウネルマセミョーノワ] [Конкка,Унелма]
1921年、レニングラード州(当時)北部の農家に生まれる。幼い頃に両親共々シベリアの収容所に送られ、父は死亡、母とともにカレリアのルーゴゼロに帰される。戦争をはさんで教育大学とペトロザヴォーツク大学で学び、大学院に入って民族学者プロップに師事するも、スターリン時代の大粛清(レニングラード事件)で北カレリアのカレワラ(ウフタ)に追われ、教師として働く。1953年にはモスクワの世界文学大学の大学院に入ってフォークロア学を修めた後、教職につく。スターリン死後の「雪どけ」の時代に著名なフォークロア学者ドミートリイ・バラショフと親しくなり、共著で論集『白海・照れ区川添いの唄』を完成させた。カレリア民話の研究をつづけ、フォークロア学者と民族学者の共同作業を提唱し、カレリアの泣き歌研究『悲しみのポエジー』を著した。その原稿は当時の大学の指導者たちから厳しく批判され、「党の見本」に従って書き直すよう命じられたが、それを拒絶し大学を去って年金生活に入る。2011年没

山口涼子[ヤマグチリョウコ]
1977年、新宮市生まれ。2005年、神戸市外国語大学大学院外国語学研究科ロシア語学専攻修了(文学修士)。2008年、神戸市外国語大学大学院外国語学研究科文化交流専攻、満期退学。2009年、文学博士号取得。泣き歌を始めとするロシアのフォークロアを専門に研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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