群像社ライブラリー<br> クコツキイの症例〈上〉―ある医師の家族の物語

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クコツキイの症例〈上〉―ある医師の家族の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784903619422
  • NDC分類 983
  • Cコード C0397

内容説明

古くからの医師の家系に生まれ産婦人科医となったパーヴェル・クコツキイが結婚の相手に選んだのは疎開先の病院で手術をした患者のエレーナだった。エレーナを娘のターニャと共に家族としてむかえたパーヴェルは、堕胎が違法だったソ連で女性を救う中絶手術に賛成で、いつ逮捕されるか分からなかった。夫婦の関係は少しずつゆがんでいき、思春期に入ったターニャは冷徹な科学の世界に反発して家を出ていく…。恐怖政治といわれたスターリン時代を背景に、いくつもの傷をもつひとつの家族が人間の生と死の問題をつきつけられる。女性作家ではじめてロシア・ブッカー賞を受賞した話題の長編。

著者等紹介

ウリツカヤ,リュドミラ[ウリツカヤ,リュドミラ] [Улицкая,Людмила]
1943年生まれ。モスクワ大学生物学部(遺伝学専攻)卒業。1980年代から小説を発表しはじめていたが、1992年に発表された『ソーネチカ』(沼野恭子訳、新潮社)がヨーロッパ各国ですぐに翻訳され、フランス(メディシス賞、96年)、イタリア(ジュゼッペ・アチェルビ賞、98年)で文学賞を受賞、国内より先に海外で高い評価を受けた。ロシアでは2001年に『クコツキイの症例』でロシア・ブッカー賞を受賞、現代ロシアを代表する女性作家

日下部陽介[クサカベヨウスケ]
早稲田大学第一文学部日本文学科卒、同大学院文学研究科ロシア文学科修士課程中退。その後、国際交流基金に入社。現在は在ロシア日本大使館に出向し、三度目のモスクワ勤務中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

50
ロシアの諸文化、価値観等の特異性は今一つ容易に頭に入ってこないけれど、更にこれは硬質。「通訳ダニエル・・」「ソーネチカ」はまだ、ストーリー的に把握できた。近代からのロシア上流、インテリゲンチャのパラレルワールドを体現したかのような産婦人科医パーヴェル。類まれな頭脳の持ち主の彼が妻に選んだのは子連れの美女エレーナ。そしてとある事情より家事を任されるワシリーサ(後に養女トーマが)3人3様の人生軌跡。かろうじて繋がっているような3人の関係が解れを見せ始めて・・下巻へ。2022/02/21

ふみ

14
おやおや、こりゃびっくり!?の、第2部。2016/06/14

erierif

10
上流階級のエリート産婦人科医パーヴェルと美しい母エレーナとお手伝いのワシリーサ。3人のそれぞれの全く違う生い立ちがロシア革命から戦争の時代に翻弄されつつ丁寧に描かれている。パーヴェルの不思議な力や第二部のエレーナのノートが超越していて楽しい。一見唐突な感じですがエレーナのその話は下巻にもつながっていますよ。2013/11/04

relaxopenenjoy

2
うーーん。リュドミラウリツカヤはダニエルシュタイン、陽気なお葬式に続き3作目。上巻は一部と二部に分かれており、一部は普通に(?)読めたけど、二部は超シュールで、今まで読んだウリツカヤにない感じ。下巻へ。2019/08/03

ハルト

2
読了:○2013/10/13

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