群像社ライブラリー<br> アダムとイヴ/至福郷

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群像社ライブラリー
アダムとイヴ/至福郷

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784903619316
  • NDC分類 982
  • Cコード C0397

内容説明

世界の対立が深まり、ついに毒ガスを使った全面戦争が勃発!死の町と化したレニングラードでは謎の光線を浴びて生き延びたアダムとイヴと光線を発明した科学者ら数人の人々が再会を果たしたが…(「アダムとイヴ」)。秘かに時間飛翔機を発明していた技師が偶然部屋に居合わせた男ふたりとタイムトラベルした先は人間の理想を実現した23世紀の理想都市。未来社会に歓迎され引き止められた20世紀の人間は脱出を試みる…(「至福郷」)。傑作『巨匠とマルガリータ』の前に上演を許されない戯曲を書き続けたブルガーコフが描きだした未来世界。

著者等紹介

ブルガーコフ,ミハイル・アファナーシエヴィチ[ブルガーコフ,ミハイルアファナーシエヴィチ][Булгаков,Михаил]
1891‐1940。ロシアの古都キエフに生まれ、キエフ大学を出て医師となる。20歳代後半から作品の執筆を始め、『悪魔物語』『犬の心臓』など諷刺性の強い作品を書いたが当時の政治権力から批判され発表できたものは限られていた。自伝的長編の『白衛軍』を戯曲にした『トゥルビン家の日々』はモスクワ芸術座で上演され大きな成功をおさめたものの上演禁止になり、その後もつねに上演許可と禁止のはざまで数多くの戯曲を書きつづけた。また発表の可能性のないなかで完成させた長編『巨匠とマルガリータ』は作者の死後四半世紀たってやっと発表され、20世紀文学を代表する傑作として世界的に高く評価されている

石原公道[イシハラキミミチ]
1948年生れ。山梨大学教育学部卒業。山梨県立高校国語教諭として19年間勤務した後、早稲田大学露文科に学士入学。モスクワ大学に一年間留学し、早稲田大学大学院博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きゅー

9
戯曲2編。全面戦争で生き残った数人の人間が新たな社会を作ろうという物語(『アダムとイヴ』)。閉鎖的なコミュニティでの人間模様が焦点となっているが、ブルガーコフらしいはっちゃけさは感じられない。『至福郷』では、管理されたユートピアを批判しているのは分かるのだが、それが批判される理由が不明瞭だ。1930年代のソ連で上演を目的に書かれた戯曲だけあって、おとなしめの作品だった。この戯曲それ自体ではなく、当時の時代状況に照らし合わせて読むと面白みが感じられるかもしれない。2012/04/26

すけきよ

3
買ってから戯曲と気づく……。SF的味付けのブルガーコフ作品は好みだったので楽しみにしてたのに、どうもイマイチ。奇想の形を借りた政治批判なのはわかってるものの、その期待の奇想成分が薄く、批判部分ばかりが際立っている。さらに、読み慣れていない戯曲だったせいもあるかもしれないけど、全体的にこじんまりしちゃってる印象が強いなぁ。SF的アイデアが広がる前に終わっちゃう感じ。2011/12/07

lico

2
『この森で社会主義の掘立小屋を町にしようと続けるがいいんだ(111P)』『アダムとイヴ』は最終戦争により壊滅したレニングラードで生き残った人たちの物語となっているのだが、エフロシーモフ(理性・ヨーロッパ)とアダム(野蛮・ロシア)との対立が透けて見えてくる。『至福郷』はタイムマシンで未来へ渡った主人公たちが元の世界へ戻るためにドタバタ劇を演じるという物語なのだが、喜劇なのか問題劇なのか主張が薄くまとまりが悪いように感じた。それと、実際に劇として演じる場合は演出が難しそうだなと…2022/11/04

とっしー

0
人類の始祖となる男女をなぞらえた若き夫婦が、その全体主義国家に似つかわしくない浮いた科学者の発明で選ばれし個となる。体制を皮肉したような粗暴者や落ち着きのない小説家、勇敢なパイロットたちが我と国の可能性をそれぞれに信じて未来を求めるが、そこに見られるのはやはり人が背負う宿罪だ。 国を打ち立てた偉大な指導者の名を冠したその街は、その後、現実に多大な命が散る悲惨な戦場となった。2022/03/19

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