内容説明
ドストエフスキイとならぶロシアの文豪として知られるトルストイは、有名な大長編だけでなく、自分で猟に出かけたり蜜蜂を飼ったり農作業をしたりして、その体験や村の人々の話をもとに子供向けの短い作品をたくさん書いていました。ロシアの農村のくらしや動植物の不思議な力を驚きの目をもって見つめた短編と、いまだに続くチェチェン戦争の戦地カフカース(コーカサス)での従軍体験をもとに書かれた中編を新訳でお届けします。
著者等紹介
トルストイ,レフ・ニコラエヴィチ[トルストイ,レフニコラエヴィチ]
1828‐1910。貴族の家系に生まれたが幼いころに両親をなくして一時故郷を離れ、20代には従軍。戦地カフカースで書いた処女作『幼年時代』で作家活動をはじめ、クリミア戦争の体験をもとにした短編『セヴァストーポリ物語』で認められた。その後『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』などの長編でロシアを代表する作家となって世界の文学に大きな影響を与える一方、乗馬が好きで自分で猟をし、領地での農作業にもたずさわり、その体験や村の人々の話をもとにして短編や民話も数多く書いている。晩年は無抵抗主義にもとづく独自の思想(トルストイ主義)を展開して社会活動に力を注ぎ、日本でも文学的思想的影響を受けた人は数多い
青木明子[アオキアキコ]
大阪外国語大ロシア語科卒業、早稲田大学大学院修士課程卒業。元都立高校教員
チャルーシナ,ナターリヤ[チャルーシナ,ナターリヤ]
ペテルブルグ在住の画家。自然や動物をモチーフにした絵を得意とし、絵本画家として日本でも知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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