目次
1章 学校生活最後の1年(少しずつ変わっていく;「学び合う」姿に賭ける、しかない ほか)
2章 先生・学校の伴走者(休み休み考える;少しずつ学校訪問しています ほか)
3章 校内研修と教師教育(教師の「善意」が学びを止める;いま、「校内研修」が本当に向き合わなければならないこと ほか)
4章 対談(対談・武田緑×石川晋『学校でしなやかに生きるということ』のその先へ)
著者等紹介
石川晋[イシカワシン]
1967年、北海道旭川市生まれ。北海道教育大学大学院修士課程・国語科教育専修修了。1989年北海道中学校教員として採用。以降、オホーツク、旭川、十勝の中学校を歴任。北海道上士幌町立上士幌中学校を2017年3月に退職。その後、幼稚園から小中高、大学、特別支援学校などを1年間に120校訪問し、国語・道徳・合唱の授業を160時間実施。全国の学校や教員に伴走しながら活動を続ける。学生時代より授業づくりネットワーク運動に参加し、2013年3月よりNPO授業づくりネットワーク理事長として、全国で年間30ヵ所以上の研修会を実施。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にゃーせんせ。
4
晋さんの2作目ようやく読了。 あの穏やかな口調で語ってもらっている感じがしたのは、私だけではないはず。 読みながら、本当に教育は今のままでいいのか、枝葉ばかりを見て根っこにフォーカスを当てられてない現状、先人の教育感への畏敬の念が薄れてる問題等々…ひたすら考えさせられる。 最後の方に「教育って、砂漠に水を撒くような仕事」という表現に納得させられる。本当に手探り。ゴールも見えない。意外と孤独。 だから、そんな環境下でも芽が出るように、目の前の子どもと向き合って、根を張る教育が出来るように励みたい。2019/09/03
motoryou
1
学校の先生ももちろんだけど、むしろ、それ以外の方に読んでほしいなあ、と思ったのが直感。 なんでだろう…。 石川さんの印象は、「学校の中にいながら、外から見ているような感じ方、捉え方ができる方」「中の時間や常識、習慣にとらわれないで自由に動こうとしている方」。 あくまで、印象なんですが。 きっと「学校」という枠で考えていないんだな、と感じます。もっと広く大きいところに目を向けているんじゃないのかな、そんなふうに読んでいて感じました。 2019/08/06
つっち~
0
すっごいよかった。2019/12/27
Ryowsuke Kobayashi
0
教育というものを、自分の勤めている公立中学校という枠組みで考えがちだ。石川先生の著書を読むと、より広い視野で捉える視点を与えられるような気がする。同時に、公立校にもまだ多くの希望、可能性があるように感じられる。 大変な時代の中にある希望を紡いだ一冊だ。2019/10/09
ひろひろ
0
これから先、自分が教育に対してやりたいことに悩んでいるので、様々な示唆を受けた。ゆるやかに、でも確実にということだと思う。ゆるやかにしか変われないこの業界をとてももどかしく思う。2019/08/01
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