螺旋海岸|album

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  • サイズ キガイ判/ページ数 1冊(ペ/高さ 34cm
  • 商品コード 9784903545929
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

目次

349243
螺旋海岸31
いまださめぬ
みなさんさようなら
父探し
朝いきなり死んだ
眩しくてなにも見えない
開墾の肖像
ばけものと暮した
宇宙人だった2〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内島菫

17
2~10桁の数字がふられている多くの石?岩?の写真は何だろう。冒頭近くの、地元の人のか写真家のかあるいはそのどちらのでもあるような言葉の断片が、これから現れる写真のタイトルでもあることに気付くのはもっと先のこと。何これ何これとページをめくる程に異様さを増す世界は、どこまでがコラージュでどこまでがしつらえかでどこまでがそのままなのか分からない。つまり、現実とは一体何か、ということに強烈な揺さぶりをかけてくる。海岸に穴を掘る人々、身体に突き刺さる木、穴のように見える画面中央の暗い楕円、目、土に埋まる人。2016/03/09

きりさめ

3
こんなにもダイナミックで狂気的な写真集は他にあるだろうか。人為的に舞台装置を綿密に作った上で撮った幻視的な写真もあれば、だだっ広い冬の海や砂浜を俯瞰撮ったものもある。一貫して明暗と彩度のコントラストが強いが、これらの鮮やかさからは華やかさや生命力といったポジティブなイメージはなくむしろその逆で、死や天災に対する強烈なほどの喪失感を感じた。2023/08/27

MO

3
志賀さんは間違いなく天才の類だと思う。木村伊兵衛賞もとってるし、評価されてるけど、まだ足りないと思ってる。日本の写真家のレベルは高く、世界のアートエリアでも数少なく優位に立てるジャンルだと思っているのだが、写真新世紀も終わっちゃうし。昨今のSNSで上手なオサレfotoのイイねを見る度に文化が衰退して行くのを感じる。こういう人達にもっと社会的なサポートをしなくちゃ。写真集の内容は観たらヤヴァイとわかります。 2021/03/26

かりん

2
5:《写真展とは違う感覚に。何かはわからないけど突きつけられる感じ。》発売がだいぶ先延ばしになっていたが、ようやく。写真展で見たときと概ね同じ写真で構成されているけれど、サイズや空間の問題でしょうか、印象が異なります。この写真集で見ると、一枚一枚が怖い。これまでの作品にも暗さはあったのですが、それでもPCの壁紙に使うくらいの愛らしさ(というのかな…)を同時に持っていました。が、今回の写真は角の丸みがないです。ぐさぐさ入ってきます。まだよくわかっていないので、これからも時々見てはあれこれ感じようと思います。2013/04/06

Koki Miyachi

1
死後の世界との対峙というか、負のエネルギーが渦巻いていた。写真でここまでの表現ができるのかと。下手な映像よりよほど饒舌だ。2025/05/10

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