内容説明
今世紀末までに我々の子や孫は、きびしい気候や資源の枯渇、動植物の生息地の破壊、種の減少、食料不足、人口の大量移住に直面し、ほぼ確実に戦争が各地で起きることを経験するであろう。これを防ぐ対策は何か?GDPではカバーされない社会生活の質的向上について深く分析、従来のマクロ経済学から新しい生態系マクロ経済学を提唱する。
目次
失われた繁栄
無責任の時代
繁栄の再定義
成長のジレンマ
デカップリングの神話
消費主義の「鉄の牢獄」
ケインズ主義と「グリーン・ニューディール」
生態系マクロ経済学
限界内での繁栄
繁栄のためのガバナンス
持続可能な経済への移行
持続的な繁栄
著者等紹介
ジャクソン,ティム[ジャクソン,ティム][Jackson,Tim]
イギリス政府の独立諮問機関「持続可能な発展委員会」の経済委員。現在はサリー大学にて「持続可能な発展」の教授、学部横断的な学際的組織「ライフスタイル・価値観・環境に関する研究グループ」(RESOLVE)の統括者を務める。学術研究のほかに脚本家としても受賞歴があり、BBCで多数のラジオ台本を書いている
田沢恭子[タザワキョウコ]
翻訳家。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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