内容説明
アジアをシームレスに連結する上での主要課題は?アジアの地域インフラを整備することによる費用と便益は?アジアの地域インフラ事業の中で優先度の高いものは?アジアの地域インフラを整備するために必要な金額は?その必要な金額をどのように調達するのか?ヨーロッパやラテンアメリカの事例から学べることはないか?シームレス・アジアの創設に向けた地域協力を発展させるためには、どのような制度、政策、体制が必要なのか?本書は、ハード・ソフト両面の地域インフラ(特に運輸・エネルギー分野)を整備し、シームレス・アジアの創設に向けた地域協力を発展させていく上での主要課題を分析するものである。また、既存の地域インフラ整備に関するプログラム、政策、制度を評価し、上述の課題に対処するために地域がなすべきこと、そして汎アジア・インフラ協力を進めるためのフレームワークも提案する。
目次
第1章 インフラニーズと地域協力
第2章 域内貿易と域内投資の後押し
第3章 地域インフラの便益
第4章 効果的な政策・制度の設計
第5章 地域インフラに対するファイナンス
第6章 シームレス・アジアに向けて
著者等紹介
荒川博人[アラカワヒロト]
1976年にOECF(海外経済協力基金)採用。ニューデリー次席駐在員、スリランカ・バングラデシュ担当課長、総務部業務課長、中近東等担当課長、ワシントン首席駐在員を経て、1999年JBIC(国際協力銀行)発足後は東アジア担当部次長、NGO・地方公共団体連携担当審議役、東南アジア担当部長、開発業務部長、専任審議役、開発金融研究所所長を歴任。2008年10月、新JICA発足後は上級審議役(国際連携等を担当)に就任し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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