内容説明
美しさで人々を魅了するだけでなく、貨幣や交易品、宗教儀礼や富と権力の象徴ともなり、争いや災いの原因にもなる金と銀は、人類の歴史を通じて、功罪相半ばするものであった。遠い時代のさまざまな文化にさかのぼり、人々がこの輝きの中になにを見い出してきたのかを、神話や伝説、史実をひもときながら多角的に紹介する。
目次
1 金の文化史(事実と幻想;地位と権力;貨幣;金細工師;ジュエリーと装飾;金と神々と死;輝くもの)
2 銀の文化史(価値と富;銀と社会的地位;装飾品;銀細工師;象徴的価値;純分検定と検証印、摸造および偽造品;道具と技法)
著者等紹介
ラニース,スーザン[ラニース,スーザン][La Niece,Susan]
大英博物館の保存・科学研究部門上級冶金学者。多くの学術論文の他、Science and the Pastに金属細工の技巧や芸術性について執筆。講演も多数行なっている
メリマン,フィリパ[メリマン,フィリパ][Merriman,Philippa]
銀細工師。メリマン・シルバー社の責任者
別宮貞徳[ベックサダノリ]
上智大学文学部英文学科卒業。同学大学院西洋文化研究科修士課程修了。元上智大学文学部教授。現在翻訳家・批評家
小川昭子[オガワアキコ]
国際基督教大学卒業。別宮貞徳氏に翻訳を師事
八坂ありさ[ヤサカアリサ]
立教大学卒業。1995年より別宮貞徳氏に翻訳を師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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