内容説明
大学におけるゼミナール活動で学生たちは何を学んだか。日本福祉大学長谷川眞人ゼミナールの研究報告。
目次
第1章 児童養護施設と自立支援
第2章 児童福祉の歴史
第3章 施設形態から見る自立支援
第4章 児童養護施設における発達障害児の自立支援
第5章 児童養護施設での性教育―性と生における自立支援
第6章 児童養護施設と地域
第7章 進学・就職における自立支援
著者等紹介
長谷川眞人[ハセガワマサト]
1966年日本福祉大学社会福祉学部卒業。1967~1989年名古屋市教育委員会所管、名古屋市若松寮(児童養護施設)。1989~1992年愛知県立大学講師。1992~2003年同助教授。2003年日本福祉大学社会福祉学部社会福祉学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Die-Go
38
日本福祉大学教授長谷川眞人教授のゼミでの研究報告。ただのゼミ報告と侮るなかれ、内容は児童養護施設における子どもたちの自立に関する多岐にわたる課題をまんべんなく網羅していて、読みごたえあり。参考になることがたくさんあった。★★★★☆2019/01/19
ゆう。
30
2007年初版。日本福祉大学の長谷川眞人ゼミの研究報告です。学部生の研究報告としてはとても内容の濃いものだと思います。児童養護施設が子どもたちの成長・発達にとって果たしている役割を考えることができますし、地域のなかで児童養護施設がどのような位置づけにあるのか、また子どもたちの自立にとってどのような役割を果たしているのか調査されています。性の問題にも触れられていて、とても勉強になりました。今、施設から里親へという流れがあるなかで、今一度施設の役割を客観的に考えるうえでも役に立つと思いました。2018/03/31