内容説明
サブカルの聖地だったジァンジァン、その劇場主による自伝的小説。
著者等紹介
高嶋進[タカシマススム]
1932年、新潟県生まれ。青山学院大学文学部卒業。69年渋谷ジァンジァン、77年名古屋ジァンジァン、、80年沖縄ジァンジァン、83年座間味ジァンジァンを開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kiho
6
数々のミュージシャンや俳優、舞台人がステージに立った伝説の小劇場☆一度生のステージ、ライブを観てみたかった…その劇場主である作者が描く当時の様子は、小説とはいえ、ドキュメントといえる臨場感と空気を伝えてくれる♪ここだけの舞台を作り上げる信念に脱帽!2014/05/27
ReiKINOSHITA
1
渋谷公園通りの山手教会地下にあった小空間スペース「ジァンジァン」。1969年から2000年まで、美輪明宏やRCサクセション、中島みゆき、ユーミンら、音楽から演劇までジャンルの枠を超えた錚々たるアーティストたちが、この座席数わずか100席強という小さな劇場のステージに立った。著者はジァンジァンの劇場主本人。自伝的小説という体裁なので記録としての信頼度はさておき、演者の信頼と観客の熱狂を生み続けるには、何よりも劇場としての「理想」を高く掲げることが重要だということが、本書を読むとわかる。2013/10/26