内容説明
元高級娼婦レアと美青年シェリ、パリが舞台の大人の恋のドラマ。音読を想定した翻訳でおくる大人の恋愛小説。
著者等紹介
工藤庸子[クドウヨウコ]
1944年生まれ。東京大学名誉教授。専門はフランス文学、ヨーロッパ地域文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takeakisky
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どのあたりが声に出して読むのかは分からない。1920年の本だからといって1920年の日本語で訳さなくても、と意地悪のひとつも言いたくなるような部分はかなりある。会話の口語は全般的に古びている。まあ難しいところだろうけれど。ポメリーの話が後書きにあるが、なんだか浅くて余計にがっかり。固有名詞、地名もどうも旧い。長音符はお嫌いか?文句はこのくらいに。レアは、シェリの外面しか褒めない。甘いものと甘くないもののコントラスト。すっきりしたローズデュベンガル、ポメリー。苦いもの、老い。ラストはこよなく残酷で、美しい。2025/01/26
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