目次
西洋科学の精神
ギリシアにおける自然学の誕生
中世の科学―ギリシア自然学とキリスト教
中国の科学―官僚制と天文学
コペルニクス革命―地動説の誕生
魔術的自然観
機械論的自然観の登場
ニュートン
化学革命
数学的実験物理学の誕生〔ほか〕
著者等紹介
橋本毅彦[ハシモトタケヒコ]
東京大学大学院総合文化研究科教授。科学史家。1957年東京都に生まれる。80年東京大学教養学部教養学科卒業。82年同大学院理学研究科科学史修士課程修了。91年ジョンズ・ホプキンス大学大学院科学史学科Ph.D.取得、東京大学教養学部講師。96年同大学先端科学技術研究センター助教授。2006年同大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Bartleby
9
科学史の入門書。現在の理論だけでなくかつて信じられていた学説も多く紹介しつつ、それらの説を科学者たちがどうやって乗り越えていったかが語られている。そうした科学者たちの試行錯誤の歴史に、タイトルにある「科学の発想」というものをぼんやりとだけど感じ取ることができた。古代から近代半ばまでは、学説の内容もそれを検証する実験方法もある程度単純で理解しやすい。近代後半から現代の量子論まで行くとさすがに複雑になり説明も早足になっているので、そこは他の本で補うようにしたい。2014/05/24
Go Extreme
1
西洋科学 精神的背景 古代ギリシャ 哲学者 論理的思考 実験的検証 非線形性 理論 アインシュタイン 形式論理 因果関係 数学者 自然現象 ピタゴラス アリストテレス 四元素 日本の科学 文化的影響 科学方法論 神学 物質論 物理学 運動 自然学 ギリシャ自然哲学 宇宙の本質 プラトン 哲学 アリストテレスの影響 天文学 地動説 科学革命 近代科学 コペルニクス 量子力学 アインシュタイン 微積分 万有引力 ニュートン 機械論的自然観 化学革命 ラヴォワジェ 有機化学 科学的実験 巨大加速器2025/02/12
HARU
1
今は解明された科学は昔このように考えられていたという歴史と科学の進展を綴ったもの。元素、化学式がクリアになったことにより火水土金を根本の物質とする考え方は大きく変わり原子力の開発迄一気に進む。2014/10/15
あるーん
1
授業の教科書として読みました。2013/05/20
村崎未夢
0
古代ギリシャの自然哲学から始まって現代物理学までザッと歴史を概観できる。言葉遣いは平易で読みやすく、予備知識はほぼいらない。入門書として丁度良い。参考文献が後ろに載せてあるので、興味を持てば各自でそこから別の文献にあたっていけば良いだろう。ただ、近代以降に関してはほぼ物理と化学の発展について述べられており、それ以外の科学分野についての記述は多くない。天文や生物などの発展史を知りたい場合は他の文献にあたった方が良い。2017/02/02
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- 和書
- さよならの向う側’90s