内容説明
怪我をしたふりをするチドリ、「ふとん係」がいるデバネズミ。驚きの動物世界を解く行動生態学入門。
目次
動物の行動と生態―研究の目的と歴史
自然淘汰と適応―理論的枠組み
行動の進化と適応
ゲーム理論による行動の分析
血縁淘汰と包括適応度
協力行動の進化
親による子の世話
性淘汰と配偶の機会をめぐる競争
配偶者選択
配偶者防衛と雌雄の対立
配偶システム
共進化と進化的軍拡競争
著者等紹介
長谷川眞理子[ハセガワマリコ]
生物学者。専門は行動生態学。総合研究大学院大学教授。1952年東京に生まれる。83年東京大学大学院博士課程単位取得退学(理学博士)、東京大学理学部助手。92年イェール大学人類学部客員准教授。96年専修大学法学部教授。2000年早稲田大学政治経済学部教授。06年より現職。08年日本進化学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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holybackeye
1
行動生態学の教科書。適応や自然淘汰などの基本的な概念の説明。進化ゲーム理論や群淘汰の誤りと血縁淘汰などの紹介。配偶者選択にかなり多くの章が割かれており、近年の研究のトレンドを反映している。面白い事例が多い。2015/10/03
belier
1
進化論を動物の行動と戦略から説明。簡潔でわかりやすい。この著者らしく面白い事例多し。2014/01/29
からおの
0
主に適応について。紹介されている事例にはいちいち驚かされた。2016/11/26
いすいむ
0
読んだはずなのに面白いことを説明できない。 専門外に「生き物って面白くてね…」と話せるように2015/04/12
たぬき
0
直接メカニズム 個体の発達要因 適応的価値 系統進化要因 これらを プログラムとして妥当だったかどうかで説明2009/06/24