内容説明
移動貸しトイレ業、何でも呑みます屋、蟻の蛹採り、小便壺清掃人、砂売り、コーヒー嗅ぎ担当兵、気送郵便局員、輿かつぎ…今では姿を消してしまった数々の職業の背後にどんな仕事が、どんな日常が、そして社会のどんな発展が隠されていたのか?数奇な運命をたどったさまざまな稼業の秘密が、時に楽しく、やがて哀しく、解き明かされる。
目次
移動貸しトイレ業
何でも呑みます屋
蟻の蛹採り
乳母
大道演歌師
鯨骨加工職人
洗濯職人、小便壺清掃人
コーヒー嗅ぎ担当兵
従僕トルコ人、宮廷ムーア人、島勤めインディアン
炭焼き
蝋燭の芯切り係
石版印刷工
屑屋、古布回収業
ビー玉職人
ロザリオ職人、琥珀細工職人
にせ医者
気送郵便局員
博労
砂売り
刑吏
輿担ぎ
影絵肖像画家
遍歴説教師
野蜂飼い
著者等紹介
フィーザー,ミヒャエラ[フィーザー,ミヒャエラ] [Vieser,Michaela]
著述業。1972年生まれ、ロンドンのSOASで日本学及び東洋美術史を学ぶ。修了後、奨学金を得て東北大学で日本美術史を専攻。6年にわたり日本に滞在、国際メディアのジャーナリスト兼プロデューサーとして働く。現在ベルリン在住
シャウツ,イルメラ[シャウツ,イルメラ] [Schautz,Irmela]
挿絵画家。シュトゥットガルトとミュンスターの大学で美術/グラフィックアート、舞台装置および衣装デザインを学ぶ。1996年から98年までミュンスターのヴェストファーレン州立考古学博物館で学術デッサンを担当。2001年に仕事で東京に半年間滞在。日本の美術、特に紙の文化からその後の仕事に多大な影響を受けた。2005年以降は挿絵に専念。ベルリン在住
吉田正彦[ヨシダマサヒコ]
文筆業、翻訳業。元明治大学文学部教授。近世、近代のドイツ文学および文化を専攻。近年はドイツにおける死者伝説等、伝承を研究。また16、17世紀に多く出版された挿絵入り一枚刷り印刷物Flugblatt(びら)の解読、紹介に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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