内容説明
藤原ツヂ子は、豊かな自然にかこまれた桧原村に生まれた。一度聞いた話は忘れないという驚異の記憶力にめぐまれ、猟師で祈祷師で村医者的存在であった父親から、山で出会った不思議なことや恐い話、たくさんの昔話を聞いて育った。今年九〇歳を迎え、長い人生経験を経てたどり着いた、単純だけれども滋味あふれる藤原ツヂ子の語りの境地。
目次
神と異郷(金の鳥;五人のお地蔵さま ほか)
妖怪と幽霊(雪女;大きな柳の木 ほか)
人と動植物(五日市線と狸;天までのびたタケノコ ほか)
人と人生(空からぼた餅;三つの願いの神さま ほか)
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