内容説明
語り継ぐ文化遺産。生きるための知恵がいっぱいに詰まった、ゆたかな語りの世界へ…。
目次
和歌山の話(紀伊の国ができた話;紀州の殿さま―民はありがたい;紀州の殿さま―片身の魚;紀州の殿さま―鮭の皮;紀州の殿さま―見んほど美しいものはない ほか)
自然と生き物(空の廊下;雷さんとお月さんとお日さん ほか)
人と生き方(竹二本の運;十六の蜂の子 ほか)
ことば遊び(くさかった;もう、もうたろう ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
11
絵本ではないのですが、民話の語り聞かせに挑戦しようと手にした本です。 和歌山の民話からの選集ですが、絵本になっているお話も多く、読み聞かせの合間に使えそうな小話もあって、気に入っています。 付録のDVDが語り口調の勉強にもなり、是非とも身に着けたいとおもいます。2016/03/07
みちざね
3
49の短い民話。教訓のような話もあれば、「花咲じいさん」をもじった「はなさんかじいさん」や「桃太郎」をもじった「もう、もうたろう」といった童話として有名な話のパロディもあります。小さな子供に読み聞かせるのにもおすすめの本ですね。2015/02/03
OZ
0
読みながら、自分も母に話してもらった物語を思い出した。「紀州の殿様」ネタがたくさんあるのは矢部さんが和歌山出身だからだろうけど、じゃあ別の地方にはそこのお殿様の話はあるかと言われると、多分そんなにないんだろうなーと考えてみたり。次の世代では、また駄洒落系作品が新しくできているんだろうなあとほっこりしながら読みました。2021/05/09