内容説明
透徹したテキスト読みの照射する先に、詩人フランソワ・ヴィヨンは消えた!ヨーロッパ中世という歴史の舞台を彩った有名無名の青春群像を、みずみずしい筆致で、臨場感ゆたかに描きつつ、ヴィヨン=無頼詩人“伝説”の虚実に迫る。
目次
第1部 回想のヨーロッパ中世(ドン・キホーテの風車;ロワールの春;運命女神の歌;孤独な哲学者;尼僧院の暦日;時代の典型;パリの青春;そのかみの貴女のバラッド;無名の旗;また、ジャンヌ、気立てのよいロレーヌ女;王の塩倉庫;去年の雪)
第2部 青春のヨーロッパ中世(放蕩息子の帰宅;ヴィヨンの歌祭文;老人の文学;若者は書を捨てて)
著者等紹介
堀越孝一[ホリコシコウイチ]
1933年、東京生まれ。1956年、東京大学文学部卒業、1966年、同大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。専門はヨーロッパ中世史。茨城大学、学習院大学をはじめ、多くの大学で教鞭をとる。学習院大学名誉教授、日本大学文理学部大学院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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