内容説明
彼女(彼)のためなら、王冠を捨てるのもいとわない―!存続の根拠が先細りとなり、軽はずみな言動が、即、国をあげての廃止論の大合唱を呼び起こしかねない民主主義の時代。黄昏の王室の延命のために、一貫性と柔軟性、大衆性と神秘性のはざまで、日夜苦しい選択を迫られる王子や王女たちの素顔に迫る。
目次
チューリップとタンゴ―オランダのウィレム・アレクサンデルとマキシマ
真夏のメルヘン―スウェーデンのヴィクトリアと彼女のダニエル
皇太子と女性ジャーナリスト―スペインのフェリペとレティシア
シンデレラと王子―メッテ・マリトとノルウェーのホーコン
ヴァイキングの宝―デンマークのフレゼリクとメアリ
王子と反逆者―イギリスのウィリアム
著者等紹介
クノップ,ギド[クノップ,ギド][Knopp,Guido]
1948年生まれ。歴史学教授資格取得後、ジャーナリストに転じ、『フランクフルター・アルゲマイネ新聞』『ヴェルト紙』日曜版の編集記者。1984年からZDF(ドイツ第2テレビ)の現代史部門のプロデューサー。制作した歴史番組は高い視聴率をあげ、ヤーコブ・カイザー賞、ヨーロッパ・テレビ賞、金獅子賞など、数々の賞を獲得
平井吉夫[ヒライヨシオ]
1939年生まれ。著述家・翻訳家。早稲田大学卒業。編集者として出版社勤務の後、チェコ、オーストリアに留学。1976年に帰国後フリーの著述家、翻訳家(ドイツ語)として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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