内容説明
改良品種がつくられた時代背景と、品種成立による社会や経済への影響をふり返るとともに、膨張をつづける現代世界と生命操作の将来を考える。
目次
総説 家畜育種の歴史と遺伝学の進歩
第1章 ウシ(肉牛)
第2章 ウシ(乳牛)
第3章 ウマ
第4章 ヒツジ
第5章 ヤギ
第6章 ブタ
第7章 家禽
著者等紹介
正田陽一[ショウダヨウイチ]
1927年生まれ。1950年、東京大学農学部畜産学科卒業。同大助手、助教授を経て1979年教授。1987年から1992年まで茨城大学教授(農学部)。現在、東京大学名誉教授、奥州市牛の博物館名誉館長、東京動物園協会顧問、全日本家畜協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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naka
3
豚の部分のみみっちり読んだ。中々おもしろかった。ヨーロッパ諸国、アメリカの品種改良の歴史の結果を、日本は利用させてもらっているとも言える。日本の品種改良の行くべき道は?色々考えは浮かぶけど、答えは手探りで探していくしかなさそうです。2016/04/03
150betty
1
(☆2)全体的に面白い、興味深い内容を扱った本ではあるんだけど、複数名で著作してる都合かどうしても全体としてはまとまりに欠ける感じがある。一冊の著作としてならニワトリ愛を独り占めにした鳥の方が読みやすいかも。2013/10/02
メルセ・ひすい
1
14-26 赤27 ★5 必読書 3万年前…ナイジェリアの南部カラベル族の民話…Canis familiaris=いぬ ★「昔むかし、部落の一人の子供が森の中で親に逸れた一匹の狼の子を拾った。子供は家に連れて帰り可愛がって育てた。狼の母親が連れ戻しに来ても渡さなかった。やがて成長した子は森から1頭の雌を連れてきて、2匹の間には可愛い何頭かの子が生まれた。飼い馴らされた狼たちは夜人間の焚火の傍らで番をし、昼は人の狩猟を手伝った…」と。ウシ、ウマ、ヒツジ…はチグリス河とユーフラテス河の肥沃な※2010/12/10