内容説明
ビルの谷間、工業地帯、過疎地の廃校の校庭、閉山後の炭住街―こうしたところで桜はどんなふうに咲いていたのか。四七年(一九七二)の四月下旬、筑豊炭鉱地帯のボタ山の桜の撮影を皮切りに、北上する桜前線を追いかける。写真家・英伸三が日本の高度経済成長期にめぐった桜旅。
著者等紹介
英伸三[ハナブサシンゾウ]
写真家。農村問題などを通して日本社会の姿を追い続ける。1992年から中国の上海と江南一帯の明、清時代の面影を残す運河沿いの古鎮を訪ね、改革・開放の近代化政策で急速に姿を変えていく街のたたずまいと人々の暮らしぶりを記録している。日本写真家協会会員、現代写真研究所所長
寺本建雄[テラモトタケオ]
作曲家、イラストレーター、演奏家、イベント講成演出家。1983年劇団ふるさときゃらばん創設に参加、ミュージカルナンバー約800曲を作曲、イラストレーターとしても劇団のポスターを制作した。第19回菊田一夫演劇賞を音楽家としてはじめて受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。