内容説明
(1)長期的視点に立つこと。(2)中小零細農業も含め「まるごと」支援すること。(3)自然の力を最大限発揮させ、持続させること。中小農家を切り捨て、農業・農村社会を崩壊させるアベノミクス「攻めの農業」。今こそ、伝統に基づく農業革命を!
目次
第1章 誰のための『農業競争力強化プログラム』なのか(日本農業の衰退が止まらない;崩れ始めた「3つの不変の数字」 ほか)
第2章 農協排除への強い意志(60年振りの「農協改革」は誰のためか;JAグループの自己改革 ほか)
第3章 食料安全保障と農産物の輸出(国によって異なる食料安全保障の意味;コメ海外市場の拡大戦略 ほか)
第4章 伝統に基づく農業革命(土地改良制度の見直しは「平成の農地改革」?;土地改良区の体制をめぐる課題 ほか)
第5章 「萃点」としての農業・農村(南方熊楠の苹点;あらゆる問題解決の糸口は農業・農村にある ほか)
著者等紹介
柴田明夫[シバタアキオ]
1951年栃木県生まれ。1969年宇都宮東高校卒。1976年、東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て、2000年、業務部経済研究所産業調査チーム長。2001年丸紅経済研究所首席研究員、2006年所長、2014年より代表。2011年10月株式会社資源・食糧問題研究所を設立し代表に就任(現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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