内容説明
近年研究の進展著しい西洋音楽の歴史の深部へと、堅苦しくない語り口でいざなう一冊。プロ・アマ問わず音楽のルーツを辿りたい方へ。原書著者による改訂も反映された最新版。
目次
第7部 ロマン主義の美学的な必要条件(ジョアッキーノ・ロッシーニ;ロマン派初期の世代:ヴェーバーとシューベルト;ロマン派の3人の作曲家:メンデルスゾーン、シューマン、ショパン;ベルリオーズとリスト:絶対音楽?;19世紀のイタリアオペラ;リヒャルト・ヴァーグナーと楽劇;19世紀後半の交響楽:ブラームスからマーラーへ)
第8部 新しい音楽の道(19世紀の音楽における愛国主義と写実主義;19~20世紀のフランスとイタリア;ウィーン楽派;ストラヴィンスキーと新古典主義;ダルムシュタットと前衛派;電子音楽とその他)
著者等紹介
カッロッツォ,マリオ[カッロッツォ,マリオ][Carrozzo,Mario]
1961年、ナポリ生まれ。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で、ピアノと音楽学のディプロマを満点で取得。その後、パヴィーア大学クレモナ校で音楽学を学ぶ。バッハ、ヴィヴァルディ、シューベルト等の音楽、さらに聴覚教育法とフーゴー・リーマンの音楽理論に関する歴史的・分析的な論文を発表しながら、一般的な音楽的研究と平行して、科学的研究にも励む。1975年よりピアニストとしての活動を始め、ナポリのサン・ピエトロ・ア・マジェッラ音楽院図書館の手稿譜の目録作成のプロジェクトにも参加
チマガッリ,クリスティーナ[チマガッリ,クリスティーナ][Cimagalli,Cristina]
1961年、ローマ生まれ。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で、オーケストラ指揮、音楽学、ピアノのディプロマを取得。作曲法、バロック奏法等も学ぶ。論文も多数発表しており、カタログ監修、学会や演奏会等の企画・司会、プログラムの執筆なども行う。現在、1800~1850年にローマで行われた演奏会活動の再構築を研究テーマとしている。作曲家、指揮者、ピアニストとしても活動し、イタリア国内外で演奏会を行っている。1994年より国立音楽院で音楽史を教え、現在はカンポバッソのロレンツォ・ペロージ音楽院で教鞭を執っている
川西麻理[カワニシマリ]
1979年生まれ。東京音楽大学声楽科卒業後、渡伊。研鑽を積む。ミラノ在住。第13回いたばし国際絵本翻訳大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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