内容説明
明治維新史は、いま新たな局面に立っている。個別実証にこだわるあまり、全体的視野を失ってきたこれまでの在り方を転換し、アナール派の方法論に学びながら新たな歴史像を描き出す。日本近世社会の解体過程を社会史の視点からとらえ直し、理論と実証の有機的な連関を試みる新時代の明治維新史研究。
目次
第1章 日本近世社会の特質(前提としての環境;上位の社会的環境 ほか)
第2章 日本近世社会解体過程の特質(概観―日本近世社会の統合的環境から;近世社会解体期における社会的諸事象の理論的考察)
補論マルク・ブロック『封建社会』の世界(探求の一般的方針;従属の紐帯の形成 ほか)
第3章 幕末の幕藩関係(天保・弘化期の越前藩政;安政期の越前藩政 ほか)
第4章 幕末の国家構想(薩摩藩の経済戦略;薩摩藩の外交路線 ほか)
著者等紹介
高木不二[タカギフジ]
1949年東京都生まれ、慶應義塾大学大学院文学研究科(史学専攻)博士課程単位取得、満期退学。1980年、慶應義塾高等学校教諭。1993年、大妻女子大学短期大学部助教授。現在、大妻女子大学短期大学部教授、慶應義塾福沢研究センター客員所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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