出版社内容情報
ケルゼンを中心とした西洋思想研究小品集。
第1部では著作集全6巻の刊行にあたって考察したこと・調べたことの小論を収め、第2部にシュミット、シュトラウス、ユダヤ人についての論稿を、第3部に、法や政治の問題を考える手懸りとして重要なホッブズについての論稿を収めている。
[主 要 目 次]
第一部 ケルゼン
第一章 ケルゼンと哲学
Ⅰ 新カント主義と現代
Ⅱ アリストテレスと現代
Ⅲ 『ハンス・ケルゼン著作集』の完結に寄せて
Ⅳ ケルゼンと哲学
Ⅴ 人間原理と哲学史
第二章 ケルゼンと法学
Ⅵ ケルゼンの「実定法学」
Ⅶ ケルゼンのWillensdogma批判
Ⅷ ケルゼンにおける法と道徳
Ⅸ ケルゼンと憲法裁判所
Ⅹ ハンス・ケルゼンと抵抗権
XI 日本におけるケルゼン
第二部 シュミット、シュトラウス、ユダヤ人
第一章 カール・シュミット
Ⅰ ナチ期シュミット問題の一端
Ⅱ カール・シュミットと終末論
Ⅲ カール・シュミットの非常事態論と主権論
第二章 レオ・シュトラウス
Ⅳ レオ・シュトラウスの「密教」
Ⅴ レオ・シュトラウス問題
第三章 独墺ユダヤ人問題、他
Ⅵ 戦前期独墺公法学におけるユダヤ人
Ⅶ ユダヤ人の自己憎悪
Ⅷ 『儒教と道教』再読
第三部 トマス・ホッブズ
Ⅰ ホッブズとアメリカ
Ⅱ ホッブスとイラク戦争
Ⅲ トマス・ホッブズ『リヴァイアサン』
Ⅳ ホッブズとシュミット
Ⅴ ホッブズと「敵対刑法」
あとがき/索 引 巻 末
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- 中央公論2020年12月号 中央公論