内容説明
欲望は生の証だが、修羅場への案内役でもある。―幸福論のための手がかりとして。
目次
1 序説―欲望というものの見方
2 欲望の類型論的考察
3 欲望の構造と発達
4 欲望の現象学
5 欲望の充足と統御
結びに代えて―欲望と人間
著者等紹介
小林直樹[コバヤシナオキ]
1921年長野県生まれ。1946年東京帝国大学法学部政治学科(この間約2年軍務に服したあと)卒業後、尾高朝雄(法哲学)のもとで特別研究生。1959年東京大学法学部助教授(憲法学講座)、61年同教授。1982年東京大学法学部定年退官。のち、専修大学等で憲法学を講ずる。教壇を離れた後も法哲学の研究をすすめ、法を根本的に把握するためには人間存在の総合的理解が必要であるとの認識から、多領域の学問との共同研究に力を注ぎ、2006年に同志と共に「総合人間学会」を設立、2010年まで会長役をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



