目次
高貴なるイメージはどこから来たのか
ヤクザを元気づけたアメリカの占領政策
手を結ぶ右翼とヤクザ
黒い霧は一掃されたのか
犯罪組織は拡大した
日本的構造腐敗の実態を解明する
表舞台で大活躍する経済ヤクザ
崩壊したバブルの影
セックス貿易と麻薬取引
古い市場、新しい市場
太平洋全域に出没する悪い日本人
そしてアメリカへ
著者等紹介
カプラン,デイビッド・E.[カプラン,デイビッドE.][Kaplan,David E.]
アメリカ人ジャーナリスト。アメリカ3大週刊誌の一つ『USニュース&ワールド・レポート』記者。組織犯罪、テロ問題の第一人者
デュブロ,アレック[デュブロ,アレック][Dubro,Alec]
アメリカ人フリージャーナリスト。元全米作家組合会長。組織犯罪問題の権威者。日米戦後史の米機密文書アナリストとして日本の雑誌にも日米戦後史の記事を多数寄稿
松井道男[マツイミチオ]
国際ジャーナリスト、米機密文書アナリストとして雑誌に国際情報記事を執筆
坂井純子[サカイスミコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もうとく
2
アメリカ人記者によるヤクザ分析。一応ヤクザの起源として江戸時代から話が始まってはいるが対象は主に戦後の裏社会事情。政界と犯罪組織の癒着及びそこへのアメリカの関与(GHQ,ロッキード事件など)が詳しく語られていて、近現代史へのアプローチとしても興味深いが、この本の最大の魅力は歴史的・社会的文脈にヤクザがいかに適応し、繁栄したかの記述であろう。 ただし、本書には膨大な量の参考文献があるはずなのに(少なくとも訳本には)それがなく、ただの面白い読み物になってしまっているのではないかという批判的な読みも重要である。2018/04/03
capone
0
政治とやくざの関係がわかるね2008/04/04
tak
0
★★★★2020/07/14