内容説明
宮崎中学卒業後、北京興亜学院へ。東洋の古都・北京での学生生活も束の間、学徒動員により砲兵として北支派遣軍「衣兵団」に配属。敗戦を北部朝鮮で迎え、ソ連軍の捕虜としてウラジオストクへ移送される―。戦争が当たり前だった時代の青春。
目次
第1章 宮崎中学から北京興亜学院へ(「国防色」の世代;詩に詠われた日中戦争;戦時下の宮崎中学時代;勤労動員 ほか)
第2章 中国での軍隊生活―北支派遣第五十九師団迫撃砲隊(出征;入隊―北京から済南へ;八路軍との攻防と新民会;盧溝橋事件 ほか)
著者等紹介
上尾龍介[カミオリュウスケ]
1926年、熊本県生まれ。44年、県立宮崎中学校卒業、東亜同文会北京興亜学院入学。45年、学徒召集にて北支派遣軍配属。北部朝鮮で敗戦となりシベリア抑留。47年、復員、48年、愛知大学予科入学。50年、九州大学(旧制)文学部入学。中国文学専攻。53年、福岡大学附属大濠高等学校教諭となる。58年、純真女子短期大学講師、69年、九州大学教官となる。90年、同大学退官、名誉教授に。同年、福岡女学院大学教員となる。97年、同大学退職。九州地区留学生問題フォーラム理事なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
-
- 和書
- 島影