内容説明
誰が台湾の主人公なのか、誰が本当に土地所有をできるのか―。継続的な移民の歴史と多元的な文化を持つ台湾において、初めて先住民を主題とする歴史を描いた王幼華の代表作。一九九二年発表後、台湾社会を震撼させた作品の初邦訳。
著者等紹介
王幼華[オウヨウカ]
1956年、台湾生まれ。台湾国立中興大學中文博士。現在、国立聯合大學台湾語文伝達と華語文学学科の学科長。台湾で「呉濁流文学賞」、「中国文芸協会奨章」、「中山文芸賞」など受賞している。文学創作、学術研究の他、「文学運動家」の特質を持ち、文化と社会運動に参与している
石其琳[セキキリン]
1950年、台湾生まれ。国立台湾大学中国文学科卒業。九州大学大学院文学研究科中国文学修士、同博士後期課程単位取得後、現在、筑紫女学園大学文学部教授。近年、中国少数民族についてもフィルードワーク調査で研究活動を行い、中国少数民族の現代化問題について多数の論文を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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