内容説明
カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、これら中央アジア5ヶ国は1991年のソビエト連邦の崩壊により誕生した新しいアジアの国々である。中央アジアには、いわゆるシルクロードの歴史遺産だけではなく、豊富に埋蔵される天然資源に熱い視線が注がれており、またロシアや中国などの大国に囲まれ地政学的な重要性が最認識されている。本書では中央アジアに加え中国の新疆ウイグル自治区を舞台に、ICT(情報通信技術)分野を中心とした国際開発協力の視点から中央アジアの現代の姿を描き出す。
目次
第1章 中央アジアに向けられた視線
第2章 カザフスタン
第3章 ウズベキスタン
第4章 キルギス
第5章 タジキスタン
第6章 トルクメニスタン
第7章 中央アジアとしての中国新疆ウイグル自治区
著者等紹介
大杉卓三[オオスギタクゾウ]
九州大学大学院比較社会文化研究院助教。九州大学アジア総合政策センター協力教員。九州大学大学院比較社会文化研究科博士課程単位取得退学後、九州大学ベンチャービジネスラボラトリー研究員、財団法人ハイパーネットワーク社会研究所研究員、九州大学大学院比較社会文化研究院助手を経て、2007年4月より現職。専門は地域情報化論、情報社会論、ICTによる地域開発(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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