内容説明
もぐらのクルテクでおなじみズデネック・ミレルが贈るチェコの名作絵本が初邦訳化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
38
『もぐらくん』シリーズでおなじみのコンビ。4羽の友だちすずめのうちの1羽、ぼさぼさくんは、ちょっとよくばり。自分が見つけたエサは全部自分のものであって、みんなに分け与えることをしません。友だちの目を盗んでは隙あらば食う!ある日やって来た貨車内の麦の山に目が眩み閉じ込められてしまったぼさぼさくん。お腹はいっぱいでも、 満たされない“何か”に気づきます。日本ではあまり馴染みがないけど、チェコの絵本にはよく「芥子の実」が登場する。向こうでは芥子の実引き器もあるくらいメジャーで好まれてる素材なのだそう!2021/04/08
Willie the Wildcat
30
世の中で一番大切なもの。それに気がつくまでの紆余曲折も、学び。変わらぬ仲間。故の仲間。絵は、パステル・カラーが印象的な貼り絵調。「ケシの実を皆で食べている」最後のページの”裏ページ”が、お気に入り。気がついて良かったね!って声を掛けたくなる表情のぼさぼさくん。少々つらい思いをすることで学ぶこともあるだろうけど、子供には少しずつ大人になってほしいなぁと感じる。2013/10/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
4羽のすずめたちのなかのぼさぼさくんは、食べ物を独り占めしちゃう困り者。みんなで分け合う心が少ないんだね。そんなある日、小麦の山を見つけて独り占めに喜んでいると、そこは貨車の中、閉じ込められてしまった。独り占めしても誰にも自慢できず独りぼっちのぼさぼさくんは…。2021/06/11
いっちゃん
17
すずめの世界だって、人間の世界だって、お金だけあってもつまらないのはおんなじ。もういいやって思うほど、使ってみたいけどね。2016/04/14
花林糖
13
(図書館本)1963年発刊の旧チェコスロバキアの絵本。ズデネック・ミレルの可愛い絵と色遣いがとても素敵。少し教訓的なお話。2015/08/16
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