内容説明
森鴎外、最初で最後の「青春の旅」。一九世紀末、森鴎外が留学の地ドイツに赴き滞在したベルリン、ライプツィヒ、ドレスデン、ミュンヘンの四都市を、「舞姫」「文づかひ」「うたかたの記」「独逸日記」等の作品を取り上げ、写真と解説で追体験する。
目次
1 ベルリン―『舞姫』の舞台(マリーエン教会―ベルリン;ブランデンブルク門―ベルリン;ベルリン森鴎外記念館―ベルリン ほか)
2 ライプツィヒ・ドレスデン―『文づかひ』の舞台(ライプツィヒ駅―ライプツィヒ;オペラ座―ライプツィヒ;旧市庁舎界隈―ライプツィヒ ほか)
3 ミュンヘン―『うたかたの記』の舞台(ミュンヘンの凱旋門―ミュンヘン;ババリア像―ミュンヘン;王立美術学校―ミュンヘン ほか)
鴎外留学日録―一八八四年(明治十七)~一八八八年(明治二十一)
著者等紹介
金子幸代[カネコサチヨ]
お茶の水女子大学大学院修士課程修了、一橋大学大学院博士後期課程満期退学、富山大学名誉教授。専攻は日本近代文学・比較文学。主に森鴎外研究(特にドイツ留学時代、および日独の女性解放運動との関係)、女性雑誌の研究、映画と文学の文化史的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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