内容説明
イノベーションの実現を支援する「ベンチャー・キャピタル」のいまを解明する!本書は、ベンチャー・キャピタリストを目指す人にとっての入門書であり、起業家が、ベンチャー・キャピタル活用を考える際の実務的な手引書である。
目次
第1章 VCを解析する
第2章 日本のVC
第3章 評価から見えてくる日本的VC像
第4章 投資案件選定の視点
第5章 投資の意思決定
第6章 VCのポートフォリオ
第7章 投資先VBのフォロー戦略
第8章 発展の方向性
著者等紹介
神座保彦[ジンザヤスヒコ]
ニッセイ基礎研究所研究理事。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了(MBA取得)。日本生命保険相互会社入社後、ニッセイBOT投資顧問株式会社ファンドマネジャー、日本生命株式部株式総務課長、ニッセイ投信株式会社運用部長、ニッセイアセットマネジメント投信株式会社投信運用部長、ニッセイアセットマネジメント株式会社投信運用部長、ニッセイキャピタル株式会社常務取締役を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猿谷透
0
ベンチャーキャピタルとは、ベンチャー企業に投資することを言うのだが日本ではまだなじみがうすい。欧米などでは大企業が血眼になってベンチャーキャピタルに投資している。というのも企業が生き残るために常に新しい血を輸血する必要があり、いかに新鮮で効果の高い生き血をすするかが企業の明暗を分けるからである。日本ではまだなじみが薄いわけであるが、現状での日本のベンチャーキャピタルの概説書として本書は優れている。欧米との比較もあり、日本の特殊性にも配慮した説明となっており、入門書として最適であろう2014/05/26
syatsuzuka
0
I could understand the history and current situation of Japanese VC industry and change is required. It is written that Japanese VC company is being devided into two type, classic style and merchant capital and I think we should take our own approach.2012/10/21
齋藤し郎
0
★★★★☆ 良書。概論と銘打つだけに網羅性も高く、変に専門性もそこまで高くなく、読みやすい印象すらあった。ベンチャーキャピタルとしての存在意義を踏まえつつ、アメリカとの対比の中で日本のベンチャーキャピタルがどうあるべきか考えるきっかけにはなりそう。ベンチャーキャピタルも投資方針により、全く違う在り方が求められる。サラリーマン・ベンチャーキャピタリストを悪い意味ではなく、いい意味で捉えることもできると気づいた。2018/10/07