内容説明
人間として生きていくための教育を行うコンクール常勝校とは。教育の本当のパワーを教えてくれる本。
目次
石田修一という人
“いちかし”とは
石田流の練習に見たもの
“いちかし”の本番に見たもの
コンクールの季節がやってきて
千葉県大会で見たもの
東関東大会で見たもの
そして普門館へ
いざ普門館
コンクールの季節第2弾秋 横浜編
コンクールの季節第3弾秋 幕張編
部活のなしうるもの
「いちかし」だけではない石田
次世代を育てるという意味であるならば
著者等紹介
山崎正彦[ヤマザキマサヒコ]
1957年長野県生まれ。中学校、高等学校、小学校の教員を経てから武蔵野音楽大学大学院音楽研究科に入学し音楽教育学を専攻。修了後、武蔵野音楽大学音楽教育学科講師として後進の指導にあたり現在に至る。主な研究領域は教員養成と音楽鑑賞指導。これまでに小学1年生から大学生までのすべての学年での教育経験があり、現在、幼児教育現場における指導アドバイサーもおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
8
高校は、毎年3年生が卒業し1年生が入学してくる。その中で、全国トップレベルを絶えず維持することの凄さを感じた。吹奏楽部という場であるが、基本はあくまで教育の場であり、人間性を育む場であるということが、色濃く出ているが、それがいやな感じを全く受けない。今、大学3年の娘も高校生の時、吹奏楽部をやっていて、このレベルではないが県内では一定のレベルを維持していたので、その様子をずっと見ていたし、保護者会の会長もやっていたので、家族の協力というのもわかる。基本は、子ども達の生き方・見守り方だと思う。2012/10/13
Ernest
5
本当に強い学校は、人として大切なことをきっちり教えられていると思う。できないなら一万回やれ、を胸に刻む。2022/03/20
芝柏 太郎
4
コンクール常勝校市立柏高校吹奏楽についてルポ。コンクールで賞を獲る以前に、人間として大切なことを学んでいく高校生の姿が描かれています。部活を通じて、人を思いやる気持ちや努力することの素晴らしさを体感する様子が手に取るように分かります。吹奏楽部に限らず、部活動で青春を謳歌している人、部活動で悩んでいる人や、何か打ち込むものを見つけたい人にもおすすめの一冊です。2012/06/26
sayachan
4
ブラバン出身なので興味深く読んだ。練習時間も多く、青春イコール吹奏楽という感じ。普門館で演奏して金賞を経験することは、限られた人にしかできないことで、多くのことを犠牲にしなければ得られないもの。なので、得るものも失うものもあるけれど、この学校の子たちは吹奏楽以外にも多くのことを学んでいて、決して「吹奏楽バカ」ではないことにホッとした。2010/05/31
monakamonnie
3
新聞の書評をみかけて購入。すごい。たしかに凄いんだけど、なにがどう影響してこういう生徒が育ってくるのか、そのイチバン知りたかったメカニズムはなかなか見えてこなかった。結局、指導者が凄いとこうなるのか?というぼんやり感を残したまま、終わった。集中して一気に読めなかったからかな。なんか情けない気分。教える対象に決して媚びないこと、その厳しさは、自分に裏付けされる厳しさであるってところだろうか。あかん。読み取る力が自分にない。2012/03/20
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