内容説明
音の視点で中東から北アフリカ、そしてヨーロッパを旅する本。
目次
第1章 砂漠の音風景―エジプト
第2章 アザーンとコーラン朗唱―エジプト、モロッコほか
第3章 神秘主義教団の歌舞―チュニジア、トルコ
第4章 東方教会の聖歌―エジプトほか
第5章 ユダヤ音楽―イスラエルほか
第6章 民衆がはぐくみつむぎだす響き―エジプト、イラク、モロッコほか
第7章 アラブの古典音楽―イラク、エジプト
第8章 アンダルス音楽―スペイン、マグリブ
第9章 近代音楽への道のり―エジプト、レバノン
第10章 地中海の島々の音楽―マルタほか
著者等紹介
水野信男[ミズノノブオ]
1937年岐阜県生れ。東京藝術大学大学院修了。博士(文学)。民族音楽学専攻。兵庫教育大学教授、国立民族学博物館教授(併任)を経て、兵庫教育大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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凛
4
著者の過去四十年間にわたる調査に基づく自伝的回想記。宗教・世界史・音楽の予備知識がある程度ないと結構解りづらいかも。私はキングレコード(KICW-1001~1100)ビクター(VICG-60301~60400)アルバトロス名盤復刻(KICC5751-5780)の該当部分を流しながら聴いたのでなるほどー!の連続だった。印象に残った話は、9世紀中頃バグダードの音楽家ジルヤーブが溢れ過ぎる才能故、師と確執を産み居られなくなり放浪の旅に出て、北アフリカ経てイベリア半島に渡り、後ウマイヤ朝で音楽家と大成した所。→2013/04/21
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