内容説明
大口を開けて笑う子、泥だらけの子、不屈の闘志を燃やしている子、病から切り抜けた子…ここに登場する4歳から18歳までの「つよい」少女を見たら、きっと気持ちが明るくなるだろう。なぜなら、この子たちと同じものが、あなたの心のなかにもかならずあるからだ。すべての少女とかつて少女だったあなたを祝福するフォト&メッセージ。
著者等紹介
パーカー,ケイト・T.[パーカー,ケイトT.] [Parker,Kate T.]
写真家。初の写真集『わたしは無敵の女の子』は刊行後、大きな反響を呼び、慈善事業も立ちあげた。現在は少女たちの健康や教育を積極的に応援している。またアイアンマンレース(スイム3.8キロ+自転車180キロ+フルマラソン。世界一過酷なレースと呼ばれる)の選手、娘たちのサッカーチームのコーチでもある
栗木さつき[クリキサツキ]
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
203
表紙とタイトルに魅かれて読みました。アメリカ人の女性カメラマンによるキュートで逞しい米国女子の写真集、アメリカは男女平等のようで男女平等ランキング2021では30位と先進国の中では意外と順位が低いのでこういう本が出版されるのでしょうか?120位で史上ワースト2、G7ダントツ最下位の日本はどうしたら良いのでしょうか? http://www.umitotsuki.co.jp/book/b573489.html2021/05/20
たまきら
38
12歳のアスリートの強いまなざしに惹かれて。女性は長く男性の視線で評価されてきました。美しいものは自分も好きですが、ミスコンなどの水着審査には抵抗を感じるタイプ。ワクワクした気持ちでこの本を手に取り、楽しませてもらいましたが、あまりにもアジア系が少なくてがっかりしてしまったのも事実です。これもまた、今後の国際的に出版される書籍の編集者たちが考えるべき問題だと思いました。でも、娘に見せたいな。2021/06/28
kei-zu
17
女性写真家による写真集。掲載される少女たちになんて励まされる内容だろう。 表紙の少女の表情は、本文で添えられた説明によれば、はじめてのトライアスロン大会への参加に際し「どんなにこわくっても、どうってことないって顔をしてなさい」と母親にされたアドバイスによるとのこと。ハードボイルドだねぇ。2021/09/27
菫子
17
男性目線ではない写真集。良かったです。『これが女の幸せなんですよ』という断定はしないで、いろんな目線のいろんな切り口の写真集があるのは良いこと。だから「かわいい」も「つよい」もどちらも良いので、帯のフレーズには違和感が少し。。2021/07/11
さとみん
8
優しくて料理上手で家事もこなして細やかな気遣いが出来て男目線のからかいにも軽く応じてくれる。さらに若くて美人なら最高!これが恋愛市場で女に期待される事で、自分にはとうてい無理だと気付いたのは20代の頃だった。この本に出てくる子たちは、そんな期待なんて吹っ飛ばして生きていく力に満ちていてまぶしい。彼女たちが大人になる時には性別で格差を感じることがない社会を作ってあげたい。そのためには自分に出来ることから行動しなくてはと思わせてくれた本。文中では「つよい」と平仮名表記なところも好き。2021/06/02