内容説明
気鋭のアメリカ人ジャーナリストがあえてホンダを徹底研究。そこは、外国人だからこそ見えてくる、世界が学ぶべき「精神」と「知恵」と「技」の宝庫だった―新人から経営陣まで、読むほどにやる気が満ちてくる希望の書!
目次
1章 ホンダはどこがちがうのか
2章 オイルのにおい
3章 第一の原則―パラドックスを受け入れる
4章 第二の原則―三現主義
5章 第三の原則―個性を尊重する
6章 ホンダならではの工場
7章 ホンダのイノベーション・マシン
8章 革命的なサプライチェーン
9章 ローカルな多国籍企業
10章 「製造業」宣言
著者等紹介
ロスフィーダー,ジェフリー[ロスフィーダー,ジェフリー] [Rothfeder,Jeffrey]
ジャーナリズム分野で数々の賞に輝いてきたベテラン・ジャーナリスト。これまでにオンライン・ニュース・メディア「インターナショナル・ビジネス・タイム」やPCマガジンの編集長を務めたほか、タイム誌やビジネスウィーク誌の編集、あるいはワシントンポスト紙の特派員など、広範な場で活躍。また、その守備範囲は、リーダーシップからマネジメント、企業文化、グローバリゼーションなどじつに多岐にわたる。ウォールストリート・ジャーナルベストセラーのMake or Breakほか、話題を呼ぶ著書も多数
依田卓巳[ヨダタクミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えちぜんや よーた
110
自分はエンブレムを外されるとどこのメーカーの自動車か分からなくなるくらいクルマ音痴だ。この先もきっと車種やブランド名を覚えることはないだろう。ただし本田宗一郎が1960年代に公の場で役人に向かって言った捨てゼリフは頭に刻み込んでおくつもりだ。以下の文章はP70から引用。「日本のオートバイが世界を征服できたのは、政府に守られていたからではない(中略)自動車業界が終戦以来停滞しているのはなぜか。外国車の輸入を制限しているからだよ。企業は競争で技術を磨かなければならない」。いいぞもっと言え!2020/02/11
Miyoshi Hirotaka
25
ソニー、ホンダは対象的な戦後ベンチャー。ソニーはエリートの若手海軍技術将校が起業。ホンダは戦前の成功者による再チャレンジ。ホンダは二輪車、四輪車、アシモ、飛行機と「人間の機動性」を次々と実現。一方、ソニーは社名由来の音、映像で世界を席巻したが、娯楽、保険、銀行など冠ソニー事業を展開、メーカー色を薄めつつある。企業は長期的には形を変える。ホンダが製造業という路線を外さないのは、本田宗一郎のものづくりへの情熱と志を継続的に受け継ぐ仕組みがあるからで、それを早い段階で完成させた藤澤武夫の戦略が輝きを増している。2017/07/06
Kentaro
4
ダイジェスト版からの要約 ホンダでは、ワイガヤ、三現主義、個性の尊重という原則にある。グローバリゼーションは、輝きを失い、ローカリゼーションとでも言うべき新しい生産の時代では、企業はそれぞれの地域向けにカスタマイズした製品を効率よく提供して利益を出すために、世界中の主要地域でフルスケールの事業(工場、開発部門、研究施設、部品のサプライヤー、物流チャネル)を展開しなければならない。ローカリゼーションとは本質的に人間主導の考え方であり、生産戦略ではない。ホンダが子会社に求めるのは、自立と一人ひとりの創造性だ。2018/04/07
☆ツイテル☆
3
フライヤー2022/01/26
まめタンク
2
2020年46冊目。日本語版のタイトルは原題とは殆ど関係ありませんが、アメリカ人視点で見たホンダのすごさです。2020/02/13
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