内容説明
スコットランド出身。美男子。オックスフォード大学中退。コック見習い、訪問販売員、調査研究所員、スパイ、農夫を経て、30代でマディソン・アベニューに乗り込む…広告史に残るキャンペーンを次々と繰り出し、「世界でもっとも著名な広告人」となった男の、強烈な才能と成功の秘密、そして意外な素顔に迫った渾身の一冊。
目次
エキセントリックなケルトの血―生い立ち
「試験という試験に落ちた」―不遇の学生時代
セールスマンへの道
メイザーって誰だ?
アメリカの金
農夫とスパイ
ビッグアイデア
哲学のキングたち
真の教会
王様は城にいる
大規模合併と誇大妄想
エンターテインメントという名の病
奇妙なひっかかり
著者等紹介
ローマン,ケネス[ローマン,ケネス][Roman,Kenneth]
オグルヴィ・アンド・メイザー元会長兼CEO。アカウント・マネジャー時代から26年間をデイヴィッド・オグルヴィとともに過ごす。ニューヨーク在住
山内あゆ子[ヤマノウチアユコ]
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒、日米会話学院同時通訳科卒、シカゴ大学大学院人文学科修士課程修了。法政大学、日米会話学院他で講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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majiro
10
若い頃、苦労したんだね。でも、がんばって、ビジネスマンになってからの苦難の道を乗り越え、画期的な成果を残したんだね〜。2016/03/17
くさてる
7
「世界で最も著名な広告人」デイヴィッド・オグルヴィの誕生から逝去までを丹念に追った伝記。素晴らしくエネルギッシュで、傲慢で、才能があるのに時に不器用な、たまらなく面白い人物の人生を楽しませてもらいました。広告に興味があるひとならばもちろん、ビジネスや人間心理に興味がある人にもお勧めです。2014/08/13
おおとろ|内省的ストーリーテラー
5
☆☆☆☆ 再読2024/03/22
ゆきのすけ
3
広告業界についての業界本を読むよりも、そこに携わっている人の話しを読んだ方が興味を持てるかな、と読んでみた。経歴が面白い。コック見習い、訪問販売員、調査研究員、スパイ、農夫、そして広告人へ。仕事に対して完璧を求める姿勢が会社の広告の質を高めていったことがよくわかる。企業文化を築き上げたのもまた社員にとって最高の場を提供したという点で素晴らしい。この本を読むと広告業界がとても刺激的で、ハードでありつつも楽しそうに感じられる。リサーチの大切さがわかったのでマーケティングの勉強をかじってみたい。2012/12/15
cafework
2
広告界の巨人オグルヴィについての伝記。彼が設立したオグルヴィ&メイザーと、広告についての考え方と、生き方が描かれています。 決して完璧ではないが、愛すべきキャラクターと、強いプロフェッショナル意識とリーダーシップ。彼自身の著作も読んでみたいと思わせられました。2013/08/24